教会だより№576 灯明

 長者の万灯、貧者の一灯ということがあろう。その貧者の一灯も供えられない者もあろう。神は灯明でも線香でも、何でもかまわない。一本の線香さえ供えられない者は、一本を半分に折って供えても、灯明の代わりに受け取ってやる。線香も供えられない者は、切り火をして供えても、灯明の代わりに受け取ってやる。線香の灰でもおかげを受ける者がある。        【天地は語る192】
   
        教えのこころ
 線香や灯明は信心の証として神仏に供える大切な信仰実践です。この教えの「貧者の一灯」も、灯明の油が買えない老婆が自分の髪を切って油を買い灯明したというお釈迦様時代のお話です。
 教祖はその思いを尊く思われ、供える物がなければ、線香の灰を供えても神様はお受け取り下さると教えられました。